Kifu for Windows の紹介

1999/04/18 作成
2006/09/01 更新

１．動作環境

　日本語 Windows98/Me、Windows NT3.51以降、Windows2000/XP以降。
※Windows95 では、動作しません。

２．機能の概要

　本プログラムは、将棋の棋譜や局面をファイルに保存し、それを再現するフリーソフトウェアです。

　本プログラムの棋譜形式（柿木形式）は、「柿木将棋」シリーズと互換性があり、多くの将棋ソフトが対応しています。
　将棋倶楽部24の棋譜は、クリップボード経由で、本プログラムに読み込むことができます。

　本プログラムの棋譜は、棋譜データベースプログラム　"KifuBase"で管理することができます。

　以下の機能があります。

1. 棋譜の入力
   • 手合割：平手、香落ち、右香落ち、角落ち、飛車落ち、飛香落ち、二枚落ち、三枚落ち、四枚落ち、五枚落ち、左五枚落ち、六枚落ち、八枚落ち、十枚落ち、その他
   • 任意の局面から始まる棋譜や詰将棋も入力・保存可能。
   • 消費時間を記録する。
   • 棋譜の各指し手にコメントを付けられる。
   • 棋譜の枝分かれを記録可能。
   • 棋譜にしおりを記録可能。
   • 千日手を自動検出する。
   • 棋譜に棋戦、戦型等の対局情報、詰将棋情報、ユーザ定義情報を記録できる。
2. 棋譜の再現
   • 速度可変。
   • コメント・分岐で一時停止等が可能。
3. 局面の編集・保存・読込み
4. 棋譜・局面・メールのクリップボードへの出力、クリップボードからの読み込み
5. 通信対局用メールファイルの作成（カスタマイズ可）
6. 局面図・棋譜の印刷（任意のフォント使用可、カスタマイズ可）
7. 局面図・画面の画像をクリップボードへ出力、ファイルに保存
   • トリミング可能。
   • GIF形式、JPEG形式、BMP形式、PNG形式で保存可能。
8. 各種設定のカスタマイズ
   • 駒音を任意のWAVEに設定できる。
   • 外部の駒bitmapファイルを使用可能（柿木将棋用、dharma/Win用を使用可）。
9. 棋譜のFTP転送（Windows2000/XP以降）
10. その他
    • ＣＳＡ形式の棋譜も読み込み可能。
    • 盤面の上下を反転することができる。
    • ドラッグ＆ドロップによって、棋譜や局面を読み込み可。
    • 複数の設定の使い分けが可能。

３．主な使用例

(1) 棋譜をメール・掲示板・ホームページ等でやりとりする。

　本プログラムの第２の棋譜形式(KI2形式)を使うと、人にわかりやすい形式で、棋譜をやりとりできます（テキスト形式の環境で使用可）。
　例えば、KI2形式では、次のように、棋譜が出力されます。この切り取り線に挟まれた部分をコピーし、Kifu/Wで貼り付けを実行すると（ツールボタンあり）、棋譜を読み込み、再現することができます。

--------＜切り取り線＞------------
開始日時：1999/04/08
終了日時：1999/04/09
棋戦：第５７期名人戦７番勝負 第１局
戦型：横歩取り
先手：谷川浩司 九段
後手：佐藤康光 名人

▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △８四歩 ▲２五歩 △８五歩
▲７八金 △３二金 ▲２四歩 △同　歩 ▲同　飛 △８六歩
▲同　歩 △同　飛 ▲３四飛 △３三桂 ▲１六歩 △６二玉
--------＜切り取り線＞------------

　同様に、人が読める棋譜の多くは、指し手の部分をコピーし、本プログラムで貼り付けを実行すると読めます。


(2) 局面図を GIFファイルにし、ホームページに使う。

　棋譜の途中図や詰将棋の図面をGIF、JPEG、BMP、PNGの各形式で画像ファイルに出力することができます。また、BMP形式でクリップボードへ出力できます。
　プレビュー画面から、以下のような局面図を作成できます。駒のフォント・大きさは任意に設定できます。

　 　　　　　　　　　　　　作成した局面図の例


(3) メール戦に使用する。

　メールや掲示板を使った対局のためのファイルが作成できます。
　宛先、件名、本文を自動生成し、メールの送信が可能です。
　メール戦を希望する方は、将棋チェスネットに参加してみて下さい。


便利なKifu/Win 簡易ガイド - ゆーみーさん作

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